クリニックでは、1日の売上とレジに残っている現金を照らし合わせるレジ締め作業を行う必要があります。もしズレがある場合は、ズレがある部分を照合しなくてはいけないため、大きな負担となるでしょう。この記事では、レジ締め作業を楽にする方法や、レジ締めが楽になる自動精算機について紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
レジ締め作業とは?
レジ締め作業は、クリニックで行われる業務のひとつです。日々の収益を計算し、記録されたデータとレジに残っている現金を照合する作業になります。レジ締め作業は金額を確認するだけではなく、患者の利用傾向を把握するためにも重要な業務です。
一般的には、診療が終了した後に毎日実施されます。もしズレがあった場合は、ズレがある分を照合できるまで何度も確認作業を行わなくてはいけません。
場合によっては残業時間が増えてしまうこともあるため、多くのクリニックで問題となっています。基本的なレジ締め作業のやり方を見ていきましょう。
1日の売上を確認
診療終了後、その日の売上を確認します。レジのデータには1件ずつ売上が記録されているので、そのデータをレシートに出力し、合計金額を確認します。
レジのお金を確認
レジに入っている現金を種類別に計算してから、最後にすべて合わせて計算します。
当日の売上から診療前の金額を引く
レジに入っていた現金の合計金額から、診療前の金額を引きます。その金額がレシートに出力されている金額と同じであれば、計算が合っていることになります。もしここでズレが生じた場合、どこでズレが生じたのか照合できるまで何度も確認作業を行わなくてはいけません。
レジを閉める
次の日の営業に向け、レジに必要な分だけ残しておきます。必要な分を用意できたら、残りの現金は金庫に入れて完了です。
レジ締めを楽にする方法とは
レジ締め作業の際にズレがあった場合、どこでそのズレが発生したのか詳細に調査しなくてはいけません。この作業がレジ締め作業において最も困難であり、従業員の負担となっています。負担を軽減させるために、レジ締めを楽にする方法をいくつか紹介します。
お札や小銭をまとめておく
あらかじめお札や小銭を種類別にまとめておくと、レジ締め作業が楽になります。1日の中には、多忙な時間と比較的業務が落ち着いている時間があります。業務が落ち着いている時間や患者が少ない時間帯に、お札を10枚単位でまとめておきましょう。
コインカウンターを使用する
現金をまとめる際には、コインカウンターを使用するとレジ締めが楽になります。また、コインカウンターを導入すると、小銭の計算をすばやく行えます。コインカウンターは電動タイプもあるため、導入することで計算するスピードをさらに上げられるでしょう。
自動精算機を導入する
自動精算機を導入することで、人的なミスを減らすことが可能です。基本的に、釣銭のズレは人的なミスによるものです。自動精算機を導入すると人的なミスを減らせるだけではなく、スタッフの作業の負担を大幅に減らせます。
自動精算機でもっとかんたん&楽チンに
自動精算機を導入すると多くのメリットがあります。順番に見ていきましょう。
人的ミスを減らせる
自動精算機を導入すると、入金手続きはすべて自動で行えます。そのため、計算ミスや釣銭ミスなどの人的ミスは起こりません。自動で正確に計算できるので、人的ミスの解消に繋がります。ベテランスタッフ、新人スタッフに関係なく円滑にレジ業務が行えるのもメリットといえるでしょう。
レジ締め作業の負担が軽減
レジ締め作業にかかる負担を軽減させられます。自動精算機は自動的に計算してくれるため、数えミスなどの人的ミスが起こりません。よって、レジ締め作業の負担が軽減させられます。
待ち時間を短縮できる
クリニックの会計スタッフが入金作業を行うと、スタッフの負担が増えるだけでなく、患者の待ち時間も増えます。自動精算機を導入すると、患者自身が入金作業を行えるため、待ち時間を軽減させられます。さらに釣銭の渡し間違いがなくなるので、患者からの信頼度の向上にも繋がるでしょう。
感染対策になる
自動精算機は患者自身が入金作業を行います。そのため、クリニックのスタッフが現金を扱う必要がありません。現金の受け渡しがなくなるため、感染対策が強化されます。
セキュリティ強化
クリニックを運営するためにはセキュリティ対策も必須ですが、自動精算機の導入はセキュリティの強化にも効果的です。現金のやり取りをする必要がなくなるので、現金は常に金庫に保管します。
そのため、現金の抜き取りなどの内部不正が発生することもなくなります。セキュリティが強化されることは、スタッフだけでなく経営者や責任者にとっても大きなメリットとなるでしょう。
まとめ
今回は、レジ締めを楽に終わらせる方法を紹介しました。多くのクリニックにおいて、レジ締め作業に負担がかかっています。ズレが生じた場合には、何度も確認作業を行わなくてはいけないので、手間も時間もかかります。自動精算機を導入することで、人的ミスがなくなるためレジ締め作業の負担を軽減させることが可能です。ほかにもセキュリティ強化や感染対策にも繋がり、患者の待ち時間も減らせるため多くのメリットがあります。本記事を参考に、レジ締め業務の効率化を実現してください。