【病院・クリニック】自動精算機の導入で使える補助金一覧

公開日:2024/08/30
補助金

自動精算機は、業務の効率化や顧客の利便性向上を目的に、多くの分野で活用されています。顧客の待ち時間の短縮や、スタッフの業務負担の軽減が実現するなどのメリットが期待できる一方で、初期導入コストが高いことが難点です。ただし補助金を使うことでこのデメリットを軽減できます。今回は、自動精算機導入に有効な補助金を紹介します。

自動精算機を導入するとどんなメリットがあるのか

自動精算機は、顧客や患者が自分で操作して会計処理をおこなう機器です。クリニックに導入するメリットは、会計業務の効率化により、スタッフが他の重要な業務に時間を割けるようになることです。これにより、業務全体の効率が向上し、スタッフの負担が軽減されるため、仕事に対するモチベーションが維持しやすくなります。

また、自動精算機のもつ自動計算やデータの連携機能により、金額を手動入力する際のミスが減少します。これにより、会計業務におけるヒューマンエラーが減少し、患者からのクレームも防げます。

会計業務の効率化は、クリニック全体の業務効率の向上に貢献し、無駄な時間や人件費の削減につながります。長期的にはコスト削減につながり、経営の安定化にも寄与するでしょう。自動精算機はクリニック側だけでなく、患者にとっても多くのメリットがあります。

現金、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済など、さまざまな支払い方法に対応していることにより、利便性が向上することはもちろん、外来患者がクリニックに感じる不満の上位にランクインされる「待ち時間の長さ」も改善できます。

さらに、患者が画面上で料金明細を確認しながら支払えるため、料金に対する透明性が高まる点もメリットです。事前に提示された料金と照らし合わせながら支払いができるため、納得感を得やすくなるでしょう。

スタッフと患者が現金をやりとりする工程を省略できるので、衛生面も向上します。スタッフがレジを操作する場合は診療内容や料金を口頭で伝えるため、他の患者に情報が漏れる恐れがありますが、自動精算機はプライバシーを保護できます。

これらのメリットにより、患者はストレスを感じにくくなり、クリニックに対する信頼や満足度向上が期待できます。補助金を利用して自動精算機の導入を検討している際は、ベンダーを選ぶ段階で、補助金申請の手続きに詳しいかどうか確認することをおすすめします。

信頼できるベンダーであれば、申請に必要な書類の準備やアドバイスを受けられるため、手続きがスムーズに進みます。また、自動精算機を導入するだけでなく、スタッフが適切に使いこなせるようにトレーニング体制を整えることも大切です。

これにより、患者へのサポートがスムーズになり、導入効果を最大限に引き出せます。これらをしっかりと押さえることで、スムーズに導入を進めつつ、補助金の活用による費用削減効果を最大化できるでしょう。

自動精算機の導入に補助金が使える?

補助金と助成金は、どちらも政府や地方自治体が事業者に対して提供する資金ですが、目的や申請方法、要件などに違いがあります。

補助金とは

補助金は、特定の事業やプロジェクトを支援するために提供される資金です。通常、国や地方自治体が、特定の政策目標(例:地域活性化、環境保護、IT導入など)を達成するために、企業や団体、個人事業主に対して支給します

補助金を受けるためには申請が必要で、予算や定員に限りがあります。予算や定員が上限に達すると、申請可能期間内でも早期に受付停止になることもあるため、早めに申請することが大切です。採択されるためには、事業計画書などの書類審査があり、競争が激しい場合も少なくありません。

補助金は、対象事業やプロジェクトに対して、費用の一部を補助する形で支給されます。採択後は、事業の実施報告や成果報告などが求められることも理解しておきましょう。基本的に返済の必要はありませんが、条件を満たさない場合や事業を完了できなかった場合は、返還を求められることがあります。

助成金とは

助成金は、主に企業の雇用促進や人材育成、福利厚生の充実など、事業運営に関連する特定の取り組みを支援するために提供される資金です。雇用保険制度などに基づいて支給されることが多く、一定の条件を満たすことで広く申請が認められることが特徴です。

申請の際は、定められた条件を満たす事業者が申請し、要件に適合していれば支給される場合が多いです。そのため、助成金は競争が少なく、比較的受給しやすくなっています。基本的に返済の必要はありませんが、虚偽の申請や要件不適合が発覚した場合は返還を求められることがあります。

自動精算機の導入で利用できる補助金一覧

クリニックが補助金や助成金制度を利用して自動精算機を導入するためには、補助金や助成金の条件をしっかり確認し、確実に申請手続きをすることが大切です。クリニックで自動精算機やセミセルフレジを導入する際に活用できる補助金や助成金には、以下のようなものがあります。

これらは政府や地方自治体が提供している場合が多く、条件や支給内容は地域によって異なります。そのため、自動精算機を導入する前に、詳細を各自治体の窓口で確認しましょう。

IT導入補助金(デジタル基盤導入類型/通常型(A・B型類型))

中小企業や小規模事業者が、ITツールの導入を通じて業務効率化や売上向上を図る際に利用できる補助金です。通常枠、インボイス枠(インボイス対応類型、電子取引型)、セキュリティ対策推進枠があり、自動精算機やセミセルフレジの導入費用の一部の補助が受けられます。

補助率は1/2以内、補助額は上限450万円です(2024年度の場合)。年に数回の申請期間が設けられているため、タイミングを確認して申請する必要があります。

事業再構築補助金

事業再構築補助金は、中小企業や中堅企業が事業転換や新分野展開する際に、その取り組みを支援するための補助金です。企業が事業再構築を進めるために必要な設備投資や、販路開拓などをサポートすることを目的としています。

支給される補助額は、補助金枠や従業員数によって異なります。中小企業の場合、条件により最大1億円までの補助額を受けられます。事業再構築補助金を受ける際は、自動精算機の導入がクリニックの事業再構築にどう寄与するかを明確にする必要があります。

例としては、新しい診療科の開設に伴う業務効率化や、患者満足度向上のための取り組みの一環であることを示すと良いでしょう。

ものづくり補助金

ものづくり補助金は、中小企業等が生産性向上を目的とした革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセス改善のための設備投資を支援する補助金です。クリニックが新たに設備を導入し、生産性向上や業務効率化を図る場合に利用できます。

自動精算機やセミセルフレジの導入も、ものづくり補助金の対象となる場合があります。一般型の場合、補助内容は最大1,000万円、補助率は通常枠の中小企業で1/2、小規模事業者で2/3です。年に複数回公募が行われるため、適宜確認が必要です。

業務改善助成金

業務改善助成金は、事業場内の最低賃金を一定額以上引き上げた中小企業や小規模事業者が、生産性の向上を目的とした設備投資などに利用できる助成金です。申請時には、自動精算機の導入が、業務の効率化や生産性の向上に直接寄与することを示す必要があります

例として、会計業務の効率化やスタッフの負担軽減、患者の待ち時間短縮によるサービス向上が期待できる点を強調するなどの事例が挙げられます。また、業務改善助成金を利用するためには、クリニックが一定額以上の最低賃金を引き上げることが前提条件となることに注意が必要です。

引き上げ幅は助成金の申請内容や地域によって異なるため、詳細を確認し、適切な引き上げを実施しましょう。補助額は賃金の引き上げ幅と企業規模によって異なりますが、1事業所あたり30万円から最大600万円が助成される可能性があります

小規模事業者持続化補助金

小規模事業者持続化補助金は、小規模事業者が販路拡大や業務効率化のために設備を導入する際に利用できる補助金です。導入する設備が業務効率化に寄与するものであれば、自動精算機やセミセルフレジも対象となる可能性があります。

小規模事業者で、商業・サービス業の場合、常時使用する従業員5人以下が対象です。補助内容は上限50万円、補助率2/3です。定期的に公募されているため、申請期間を確認して申請をおこないましょう

働き方改革推進支援助成金

働き方改革推進支援助成金は、労働時間の短縮や労働環境の改善を目指す中小企業を支援するための助成金です。時間外労働の削減や、有給休暇取得促進、テレワークの導入など、働き方改革を進めるための取り組みに対して助成されます。

助成額はコース(取り組み内容)によって異なりますが、おおむね50~200万円程度、助成率は3/4または4/5です。労働時間管理システムの導入、職場環境の改善、テレワーク機器の導入などが対象となります。

働き方改革推進支援助成金を活用する場合、自動精算機の導入が働き方改革にどう寄与するかを明確にする必要があります。例えば、会計業務の効率化によるスタッフの労働時間短縮や、負担軽減につながることを示しましょう。

助成金申請には、働き方改革推進計画を事前に提出し、その中に自動精算機の導入を組み込むことが求められます。導入後の効果を測定し、報告する義務も発生する点に留意が必要です。

まとめ

自動精算機を導入することで、クリニックは様々な恩恵を受けられます。具体的には、会計の待ち時間の短縮化や現金授受の省略による衛生面の向上、支払い方法の多様化、患者のプライバシー保護、請求額の入力間違いや釣銭の渡し間違いといった人的ミスの回避、スタッフの負荷緩和などです。自動精算機の導入に際しては、初期投資費用が掛かってしまうのが懸念点でしょう。しかし、自動精算機を導入に補助金や助成金を活用することで、初期投資費を抑えられます。ただし、各制度の目的に合致することを確認し、必要な要件を満たす計画書の作成や手続きが重要です。また助成金や補助金の適用外とならないように支給決定前に購入しないなど、慎重に対応することが求められます。

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引用元:https://solution.natec-japan.co.jp/product/detail/31/

引用元:https://nomoca.net/stand/

引用元:https://hayaregi.com/

引用元:https://www.busicom.co.jp/product/business/clinic

引用元:https://solution.natec-japan.co.jp/product/detail/20/
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